皆様こんにちは。
人間哲学研究室 室長の又爺(またじぃ)です。
さて皆様は、現在も、新型コロナによる自粛や経済活動の収縮によって、様々な問題を多く抱えておられると思います。職種によっては職場への出勤が出来ないため、収入が大幅に減ってしまったり、お子様がいらっしゃるご家庭では、小中高の休校によって様々な生活の様相が変化しているかと思います。
そして、この数ヶ月間で、欧米諸国では「新型コロナ」による感染、死者数は相当数に及び、世界人口にも大きな影響をきたしている状況です。
特にアメリカやイタリア、イギリス、スペイン、中国での死者数が多いのですが、それらの国と比べても日本の死者数は、比べ物にならない程少ない数値となっております。
では、日本と他欧米諸国とは何が違うのでしょうか。
何故日本の死者数は少ないのでしょうか？
これらのことを考察するにあたり、様々な文献がございましたので、それらも踏まえつつ深く掘り下げていきたいと思います。
段々と分かってきた新型コロナの恐ろしさとは！？
現在、分かっている新型コロナの症状の中で、特に怖いのは「軽傷者が急変し病状が急激に悪化することがある」という報告です。
ざっくりとご説明しますと、新型コロナは陽性判明後、ある時期を過ぎた頃に人間の体内で「サイトカイン」と呼ばれる低分子タンパク質の一種が勝手に変な動きをしてしまうことが分かって来ました。
因みに「サイトカイン」の種類は多く、特定の物質の名前ではなく、様々な物質の総称とのことです。
サイトカインが嵐(ストーム)のような暴走をするので、「サイトカインストーム」と呼ばれているのですが、このサイトカインストームの発生によって、「急激な病状悪化」を引き起こし、人によっては死に至るというのです。
ある段階で、快方に向かう場合と急激に重症化するケースに分かれる原因に関わっていると見られるのが、サイトカインストームという訳です。
スペイン風邪の場合も、新型コロナの場合も、ウイルスそのものの感染よりもむしろ、サイトカインストームによって重症化に繋がった様です。
また、サイトカインには「炎症性サイトカイン」と「抗炎症性サイトカイン」の2種類があります。
これらは攻撃と守りの関係になっていますが、一方が炎症を引き起こし、他方がそれを抑えてるような構図です。
通常は、両者のバランスがうまく取れており、不都合が起きないように制御されているのですが、この「攻撃」と「守り」のバランスが崩れることがあるのです。
「炎症性サイトカイン」が過剰に血中に放出されて自己免疫疾患などを引き起こしてしまうことに繋がるのですが、
これがサイトカインストームの仕組みです。
私は、過去の「サイトカインストーム」に関する論文を読み漁る中で、一つの結論に達したのです。
日本人はサイトカインストームが起きにくい
この結論に達した私でしたが、それについても既に多くの方々が研究されており、新型コロナ発生以前は主に「ガン治療」において、様々な研究論文が出されておりました。
これらの研究をしているのは日本人だけではなく、海外の研究者の論文もあり、日本人の一方的な考え方ではなく、グローバルな視点に基づいた研究結果となっておりました。
Research-Institute-of-Fucoidan-article09-2日本の食生活が日本人を救う！？
日本人は古来より、農耕文化と並行して、海産物を食してきました。
海に囲まれた島に囲まれて生活してきた日本人は長い歴史の間、その長い時間の中で、摂取した海産物の栄養を効果的に取り込むため、消化するために必要な「酵素」を腸内に有するようになったとのことです。
無人島での生活を描いた「ロビンソークルーソー」のモデルとなった「セルカーク」は無人島での生活の間、海産物での食料摂取が最後まで身体に合わなく、魚を食べる度にお腹を壊していたとのことです。
効率的に海産物の栄養を摂取出来る様になった日本人の腸内にある特別な酵素は「日本人にしかない」との論文も存在します。
この海産物の細胞壁を分解する酵素を生み出す微生物が日本人の腸内のみ存在することが研究で分かったのです。
これは驚きです(@_@)
さて、ここからが本題です。
「フコイダン」が日本人を救う！！？
海産物の中で特に「海藻類」に注目したいのですが、コンブ、ワカメ、もずくなどに含まれる「フコイダン」と呼ばれる酸化多糖類というヌメリ成分が、先述の「サイトカインストーム」を抑制するのでは？という研究がされています。
もしこれが真実であれば凄いことです。
もずくの真の力とは！？
「サイトカインストーム」の抑制に効果的、と解説しましたが、食文化の一つとして、日本は古来より海藻類を「効率的に様々な栄養成分を摂取出来る」といった面でも重宝してきたようです。
調べたところ、もずくに含まれている「フコイダン」と豊富なミネラル成分には、肌の保湿力を高める働きがあり、肌のハリや艶をキープさせ、気になるシワを抑える効果が期待出来る他、潤いのある美しい髪を維持する上でも非常に人気があるそうです。(´∀｀
フコイダンにはコレステロール値を下げる働きも期待出来、糖尿病や高脂血症の方にも効果があるかもしれません。
腸内環境を整える効能も期待出来るらしく、もずくに含まれる食物繊維が善玉菌の栄養源になり、腸の活動を正常に整えてくれるため、なんとなく胃腸の調子が悪い方と感じていらっしゃる方は、普段からもずくを食べる習慣を身につけておくと良いかもです。
ただ、あくまでもこれは「食品」であり、「薬」の様な効果効能を示すものではなく、様々な文献や論文を元に私自身の個人的な見解をまとめたものですので、誤解がない様にお願いします。
人の健康とは複合的であり、バランスが重要で、質の良い睡眠、食事、運動、前向きな思考など、偏ったり、何かが抜けていても意味がありません。
つまり、「フコイダン」をふんだんに含有している食品だけを大量に摂取しても、それだけでは全く意味がないのです。
バランス良く「免疫力」を上げていくこと
これが大事なのです。
因みに私も昔からよく食べて来ましたが、特に私の嫁さんが「もずく大好き人間」で、いつも冷蔵庫に忍ばせております。( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
あの「ネバネバ」が好きみたいです(｡･ω･｡)
さて今回は「フコイダン」と「サイトカインストーム」の関係性について解説致しましたが如何でしたでしょうか？
世の中に「絶対的なもの」はありませんが、例え気休めだとしても、身体のケアをしながら健康的に生活していくことは大事ですよね。
私は今まで「旬のフルーツ」や「ヨーグルトなどの乳製品」など、あまり好んで食べて来ませんでしたが、健康を維持する中で、非常の有効なのだと今更ながら実感して毎日を健康的に過ごしております。
沢山の情報が溢れている世の中ではありますが、皆様がご自身に合った健康ライフを少しずつ無理のない範囲で実現なさっていかれては如何でしょうか。
皆様の暮らしが少しでもより良くなります様に心から願っております。
最後まで読んで頂き、有難うございました。
次のブログでまたお会いしましょう。
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